最近よく聞く『リフォーム』と『リノベーション』ですがそれってリフォームなの?リノベーションなの?と疑問が浮かぶと思います。どちらも古くなった住まいに手を加えて良くしようという目的は同じです。では、この二つの言葉の違いはどこにあるのでしょうか?
記事の目次
リノベーションとリフォームに明確な定義はない
リノベーション、リフォームが様々なTV番組などで紹介されています。一方リフォームとリノベーションともに法律や施工方法などに明確な違いがないのが現状です。主に施工する際の意図や目的で使い分けているようです。
リフォームの意味
賃貸契約などで退去後の原状回復のための修繕・営繕・不具合箇所への部分的な対処。古くなった住まいを新築当時の状態に戻すこと。
リフォームは『Re + Form』で『元の形に戻す』。
リノベーション
機能、価値再生のための改修、住まいの暮らし全体に対処した包括的な改修。リノベーションは、住まいの機能性やデザインといった様々な側面において、プラスアルファの価値を高めること。
リノベーションは『Re + Innovation』で『革新』、『一新』、『刷新』。
「シャトレ名護」リノベーション&リフォームのきっかけ
もともと1Kという間取りを賃貸物件として運営していました。地元の方や転勤、学生さん等で流動的ではありましたが不動産業者さんなどのおかげさまで満室経営でした。名護という自然と58号線という基幹道路に面した住環境の良さもやはりあると思います。
一方、シャトレ名護の築年数も26年を経過しそろそろ思い切ったリフォーム、リノベーションが必要な時期に差し掛かったのがきっかけで様々な運営方法を検討してみました。
沖縄北部、名護という立地でリフォーム、リノベーションを生かすという運営目的を模索した結果、現在のウィークリー・マンスリーマンション運営をはじめました。
室内を『一新』、『リノベーション』することで賃貸とは別に潜在的なニーズ(ビジネス、観光)に応えることができるかな?と思いました。
まだまだ1年にも満たない運営ですが当初の2部屋から現在5部屋まで少しずつお部屋を増やしております。徐々に広げていけたらと思います。
外観はLED照明以外は特に改修などはしておりません。ただ、築年数ほどの劣化は見当たらないようです。もちろん外観も改修したほうが良いのですが予算も・・・。外観は良くても中身がいまいちだとあまり良いと思わないのでまずは室内を優先して施工しております。
「シャトレ名護」ウィークリー・マンスリー【Before & After】
以前の投稿などで施工後の写真は乗せておりますがいくつか紹介したいと思います。
※腰板がついているのは別のお部屋のものですが参考として
トイレ【After】
新しくウォシュレットを採用。ペーパーホルダーや棚と鏡も設置。もちろん床材も新調。ここのお部屋は壁紙も触媒により匂いを吸収し汚れが付着しずらいものに変更しました。他のお部屋は、変更できる時期に随時交換予定です。
※一番印象の変わったお部屋を載せております。この仕様のお部屋は一部です。【バスタブ付きお風呂】→【シャワーブース&洗面台】に入れ替えました。機能的に使って頂けそうです。他のお部屋も基本『混合水栓の交換』、『鏡交換』、『壁はダイノックシートで張替え』をしております。基本的な仕様はバスタブ、洗面台付きのお風呂です。
お部屋により異なりますが、部屋の一部にアクセントクロスを採用してます。また、備え付けられていた蛍光灯昼白色の器具を取り外してLED電球色の吊下げ照明器具に替えました。お部屋の雰囲気に落ちつきを持たせました。キッチンの照明器具もLED照明に取替えました。明るくなった気がします。
1部屋1部屋『家具の色や形』、『アクセントクロスの色』など仕様変更で変化を持たせてます。
Beforeのお部屋も個人的にはシックで好きです。
今回の目的は築年数による『リフォーム&リノベーション』でしたので概ね一新できたと思います。大まかにリフォームやリノベーションと呼ばれているようでしたが今回ご紹介した限りでも実はドアやキッチンのようにリノベーションの中にもリフォームの要素があります。だから形式的に『リフォーム』、『リノベーション』と呼び、そこに明確な定義はないと言われるんでしょうね。